講義動画と補足
講義動画には、板書の式展開だけでなく、研究史、質疑応答、研究テーマの広げ方も含まれています。式を追う合間に口頭補足をたどると、なぜその道具が必要になるのかが見えやすくなります。
2026集中講義の動画
| 日程 | 動画 | 長さ | 補足の見どころ |
|---|---|---|---|
| 2026-09-01 | 量子アニーリングの基礎 | 3時間54分 | 集中講義の全体像、断熱定理の位置づけ、YouTube Liveで板書を残す意義 |
| 2026-09-02 | 量子近似最適化アルゴリズム | 5時間17分 | QAOA、最適制御、SQA、p-spin模型、研究史としての鈴木-トロッター分解 |
| 2026-09-03 | 拡散モデルと量子アニーリング | 5時間59分 | 虚時間Schrodinger方程式、Fokker-Planck方程式、Boltzmann machine、score、2ベクトル形式 |
2024大学院講義の動画
情報基礎科学としての数理情報学 2024年度の15本について、日本語字幕を取得し、時刻付きテキストとして整理しました。補遺のコラムでは、本文に対応する区間を開始・終了時刻付きの動画として開けます。
| 回 | 動画 | 長さ | 補遺で使う主な内容 |
|---|---|---|---|
| 1 | 量子力学からはじめてみよう | 1時間41分 | Schrodinger方程式、波動関数、一定ポテンシャル、運動量と波数 |
| 2 | 量子ビットの作り方 | 1時間44分 | 閉じ込め、量子ドット、超伝導量子ビット、磁束量子 |
| 3 | フーリエ変換と量子化 | 1時間45分 | Fourier変換、Fourier級数、位置表示と運動量表示、ブラケット記法 |
| 4 | 演算子と交換関係 | 1時間48分 | 演算子、Hermitian性、交換関係、反交換関係、期待値 |
| 5 | 不確定性関係 | 1時間49分 | Cauchy--Schwarz、不確定性関係、測定と統計的予言 |
| 6 | 横磁場イジング模型の登場 | 1時間47分 | Pauli行列、テンソル積、Ising模型、横磁場Ising模型 |
| 7 | Landau-Zener遷移 | 1時間49分 | 二準位ハミルトニアン、避けられた交差、Landau-Zener公式 |
| 8 | 量子断熱計算 | 1時間46分 | 断熱時間発展、ハミルトニアン経路、計算基底の読み方 |
| 9 | エネルギーギャップとデータベース探索問題 | 1時間46分 | Grover探索、二次元縮約、エネルギーギャップ |
| 10 | 量子アニーリングと断熱条件 | 1時間49分 | 局所断熱スケジュール、Grover型加速、QA収束定理の導入 |
| 11 | 量子アニーリングの収束定理 | 1時間47分 | 森田・西森型スケジュール、ギャップ下限、実機との距離 |
| 12 | シミュレーテッドアニーリングとの関係 | 1時間48分 | Gibbs分布、MCMC、Geman--Geman条件、SAとの接続 |
| 13 | 量子モンテカルロ法 | 1時間44分 | Suzuki--Trotter表示、SQA、QMCの直観 |
| 14 | 量子アニーリングの源流は? | 1時間51分 | Kadowaki--Nishimori、研究史、横磁場と温度の対応 |
| 15 | ホップフィールドモデルの発展 | 2時間06分 | Hopfield模型、Hebb則、HS変換、鞍点法、レプリカ法、量子Hopfield模型 |
口頭補足の読みどころ
1日目: 量子アニーリングを、単なるヒューリスティックではなく、ハミルトニアンの基底状態を追う方法として位置づけます。講義記録やコメント欄の質問も、あとから式を読み直すための手がかりになります。
2日目: QAOA、SQA、p-spin模型の式展開の合間に、最適制御、研究者間の交流、鈴木-トロッター分解の歴史が語られます。
3日目: 確率過程と虚時間量子力学の対応を軸に、Boltzmann machineから拡散モデルへ至る流れ、scoreの意味、Aharonovの二状態ベクトル形式との接続が見えてきます。
2024大学院講義: 量子力学を最初から歩き、量子ビット、横磁場Ising模型、Landau-Zener遷移、Grover探索、QA収束定理、SA/SQA、Hopfield模型へ進みます。Hopfield模型は、連想記憶の模型であると同時に、レプリカ法と量子アニーリングの源流を読むための足場にもなります。
